映画「夏の家族」公式サイト

‘狂気’の窓から眺めた‘現実’はかくも美しい

岩名雅記監督作品 夏の家族 

(16ミリ モノクロ スタンダード・78分 2010年日本映画)

18歳未満は入場出来ません。

 <解題>在仏20年、欧州で活動を展開する舞踏家岩名雅記の「朱霊たち」(平成18年度文化庁新人監督支援助成作品、2009年英国ポルトベロ国際映画祭 最優秀映画賞受賞ほかロッテルダム映画祭など欧米8映画祭にて公式上映) に続く長編劇映画第二作。

<物語>フランス南ノルマンディに住む日本人舞踏家カミムラ(62歳)のもとへ、今年も東京から妻アキコ(47歳)と娘のマユ(8歳)がやって来た。ほどなくカミムラと同棲する愛人ユズコ(35歳)はニューヨークへ旅発っていく。 四人の関係は至って穏やか、光と緑に包まれた‘夏の家族’たちの平穏な日々が続く。ただ不思議なことはそうした間にもおしゃまで快活なマユの声はすれども一度としてその姿を見せないことだ。

人と自然が織りなす魂のシンフォニー。狂気と愛が共鳴する不可思議な世界。 静かに狂へ。

キャスト:吉岡由美子、若松萌野、岩名雅記(在独米仏の舞踏家), 諸星すみれ(劇団ひまわり)ほか。

オリジナル音楽:(「朱霊たち」に引き続き)平石博一

脚本・監督・撮影:岩名雅記/ 編集・井関北斗/ 制作:映像舞踏研究所 白踏館(IMBB) 協力:フランス国オルヌ県レベイヨン村とその住人

 

2010年1月オランダ・ロッテルダムで初上映されるや世界の映画祭が注目!  

(前略)登場人物たちの日々はゆったりとやさしく舞踏と平和な風景との間を揺れ動く。が、監督岩名は突然開き直ったかのように話を激しくむき出しなセックス描写へ向ける。それはあたかもかつて大島渚が感覚の世界の中でからだを溶け合わせたかのようだ。この映画は不思議で催眠的であり予測できない魅力がある。またこの映画はどんなジャンルからも自由であり、私たちは先入観無しに登場人物がみせるような柔軟性を持ってこの映画を観なければならない。「岩名雅記」の名前は明記しておくべきだ。 (2010年/第12回 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭公式サイトより)

これ迄公式選考を受けた国際映画祭

第39回(2010)ロッテルダム(蘭)国際映画祭「輝く未来」公式上映作品 第12回 (2010) 

ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭上映作品             

第 3回 (2010) バンクーバー・ニューアジア国際映画祭公式上映作品

第34 回 (2011) ヨーテボリ(スエーデン)国際映画祭公式上映作品 

第16回 (2010)  リオン(仏)アジア国際映画祭上映作品

 

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